バスでの出来事

昨日と今日、2日連続でバスに乗った


昨日はバスに乗る前、おばあさんが話しかけてくれた
「良い花ですね、なんて名前でしょう?」
詳しくないので名前は分からないですけど綺麗ですねぇって返答すると
「私が嫁いできた時はこの辺、全部、田んぼでしたよ、農家の娘だったので、随分、農作業したものです。」
そうだったんですか、オレが物心ついた時は畑や雑木林があった記憶はあるけど
田んぼは記憶に無い・・・
「私は昭和25年に来ました。この道も川だったんですよ」
オレは昭和51年生まれ・・・
26年の月日は地形すら変えるんだなぁと心が温かくなった。




今日はバスに乗ろうと歩いていると目の前でバスに追い越された
バス停まで300m・・・
ちょっと間に合わないなぁと思っていたら
何故かバスは発車していなかった、時間調整かな?
と近づくと車椅子の方がバスに乗れないでいた
車椅子の方は「普段は問題なく乗れているのに」と途方に暮れ
バスの運転手も新人なのか色々と試行錯誤しつつも乗せられないでいた
しばし、見守っていたのだけど
車椅子の足を乗せるステップが引っかかっていて乗れないようだ
バスの運転手も車椅子の方も、それに気づかない

「障害を抱えている人が困っていたら、すぐに助けず見守りましょう」

と小学校の時に伺った、福祉施設の職員から指導を受けた
かわいそうかも知れないけど、自力で乗り越えられないと今は助かっても次に同じ機会にあった場合、周りに人がいなければ、困るのは本人だからです。
といった、内容だったと思う。

色々と考えたのだけど、バスの出発が遅れる事が車椅子の方へのプレッシャーになってしまいそうだったので、声をかけた。

「前輪を少し浮かしても良いですか?」

車椅子の方の許可を取り、前輪を少し浮かせたら問題なく乗れた

「ありがとうございます」と言われたけど
感謝するのはオレの方だった、乗れないはずのバスに乗れて、お客さんと会う前に食事をする時間が取れたのだから。



普段ほとんどバスには乗らないのだけど
2日連続でラッキーだった♪