サダム・フセイン元大統領が絞首刑に

GIGAZINEさんのエントリーで知りました。

サダム・フセイン元大統領が2006年12月30日に絞首刑に処せられたというニュースが先日から報道されており、実際に絞首刑に処される寸前までの写真や動画が放送されていますが、実際には報道元のアルジャジーラが最後の処刑の瞬間までを記録した携帯電話か何かで撮影したと思われるムービーを入手しており、それが現在、ネット上に流出しています。既存のマスメディアではその内容がショッキングすぎるので報道できないようです。

実際に絞首刑の模様が撮影されており、かなり衝撃的な動画なので、見るときはあくまでも自己責任でお願いします。

 1982年、イラク中部ドジャイルでイスラム教シーア派住民を虐殺した「人道に対する罪」で死刑が確定していたサダム・フセイン元大統領(69)に対して、絞首刑による死刑が30日午前6時(日本時間正午)ごろ執行された。国営テレビが発表した。判決確定からわずか4日。約30年にわたり同国を恐怖で支配し、2003年のイラク戦争で政権の座を追われた独裁者は、犯罪者として生涯を閉じた。

(中略)

 公判中だった1980年代のクルド人弾圧のほか、88年の北東部ハラブジャでの化学兵器による住民虐殺、90年のクウェート侵攻などの捜査は打ち切られ、真相は闇に葬られた。フセイン政権下の弾圧犠牲者は十数万人ともみられている。

フセイン氏死刑執行 反発懸念し警戒続く<12/31 9:37>

 イラク・フセイン元大統領の死刑が30日、イラク・バグダッドで執行された。国内では、フセイン元大統領を支持する勢力の反発を懸念して警戒態勢が続いている。

 立会人が明かしたところでは、フセイン元大統領は絞首刑に臨むにあたり抵抗はしなかったものの、目隠しを拒否し、最期に「神は偉大なり」などと祈りをささげたという。

2006年12月31日14時24分

 30日に死刑を執行されたフセイン元イラク大統領の遺体が31日早朝、故郷のイラク北部の町ティクリット近郊に埋葬された。出身部族の指導者が記者団に明らかにした。

 元大統領が埋葬されたのは、ティクリット近郊のアウジャ村にある一族の墓地。ここには、2003年に米軍の攻撃で殺害された元大統領の息子ウダイ氏とクサイ氏も埋葬されている。(時事)